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十一通御書 北条時宗への御状
第二章正法への帰依を勧める
彼の呉王は伍子胥が詞を捨て吾が身を亡し・桀紂は竜比を失つて国位を喪ぼす、
呉王の夫佐は伍子胥の諫めを捨てて、我が身を亡ぼした。
夏の桀王・殷の紂王は忠臣竜篷や比干を殺して王位を失った。
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2019.1.10
十一通御書 北条時宗への御状
第二章正法への帰依を勧める
今日本国既に蒙古国に奪われんとす 豈歎かざらんや豈驚かざらんや、
今、日本国はすでに蒙古国に奪われようとしている。どうして嘆かずにいられようか。どうして驚かずにいられようか。
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2019.1.11
十一通御書 北条時宗への御状
第二章正法への帰依を勧める
日蓮が申す事御用い無くんば定めて後悔之有る可し、
日蓮が申すことをお用いにならなければ、必ず後悔されるであろう。日蓮は法華経の御使いである。
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2019.1.12
十一通御書 北条時宗への御状
第二章正法への帰依を勧める
日蓮は法華経の御使なり経に云く「則ち如来の使如来の所遣として如来の事を行ず」と、三世諸仏の事とは法華経なり、
法華経法師品第十に「この人は則ち如来の使いであり、如来の所遣として、如来の事を行ずる」とある。三世諸仏の事とは法華経である。