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真言見聞 p.149 文永九年七月
第14章 真言の邪義を五点に絞り疑難す
与三位房日行 五十一歳御作
【本文】
又云く「謗人謗法は定めて阿鼻獄に堕せん」文、
【通解】
また「謗人・謗法は必ず阿鼻地獄に堕ちる」とある。
【解説】
次に秘蔵宝鑰巻中から「人を謗ずれば定めて阿鼻獄に堕して」という文を引用されている。
つまり、人であれ法であれ、これを誹謗すると必ず阿鼻地獄に堕ちるということを弘法自身が述べているのである。
以上、弘法の二つの文を引用されたのちに、以下、これを破折していくための文証を引用されるのである。