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創価学会を語る

2016年02月09日 (火) 19:45
創価学会を語る

佐藤優&松岡幹夫「創価学会を語る」を読了し、印象に残った主な箇所を抜粋しました。対話に少しでも活かして行きたいと思います。

◎まえがき
「仏法を護る神々、すなわち諸天善神とは人間のことでもある」

キリスト教も突き詰めれば仏法になる。
「一切法即仏法」

(1)変わり続ける「生きた宗教」
学会が「生きた宗教」であるからこそ、学会の政治参加のかたちも段階を踏んで、時の流れのなかで「生成」されていきます。

(2)学会の政治参加の本質
安倍さんのほうがある意味では宗教的で、公明党のほうが現実を見据えている印象がありましたね。

(3)世界宗教への飛躍
「すべてを活かしていく」

「縁起」……もともとあったものを、「縁」に触れることによって発現していく

創価学会は「急ぎつつ、待つ」ことができるところがすごい……

(4)宗教改革と創価学会
「善き友を持つことが、仏道修行の半分に相当するのですね」
「それは違う。善き友を持つことが、仏道修行のすべてなのだ」

「国家主義というのは、一種の宗教である。誤れる宗教である。国のために人間がいるのではない。人間のために、人間が国をつくったのだ。これを逆さまにした“転倒の宗教”が国家信仰である」

(5)国家との向き合い方
“将来は人材を育成して、壁の向こう側に同志を送り込まなければならない”

国家神道は世界との共存共栄を無視して自国の繁栄のみを願い、「三世の全体観」を説き明かした仏法をないがしろにするものでした。

(6)「言論問題」再考
「隠していた悪事が暴露されると困るから、刊行しないでくれ」と言ったわけではないですよね。「事実ではない中傷をするのはやめてほしい」と、当然の要望をしただけです。

「大阪事件」と「言論問題」はまったく同じ構図に見えます。

「一度は戦術的退却をするものの、態勢を立て直して二度目に勝利する」というパターンが繰り返されている

(7)「折伏」と創価学会
それは「この宗教は絶対に正しい」という確信に基づく宗教的エネルギーの爆発が必然的に生み出すものであって、むしろ行き過ぎがあってこそ「本物の宗教」なのです。

折伏とは「相手への最高の敬意」

「われわれは凡夫だから、なかなか慈悲は持てないものである。この慈悲に代わるのが勇気だよ」

(8)三代会長を語る
つまり、池田会長自身が迫害のさなかにあった時期に、「迫害と人生」という講演が行われたのですね。

釈尊は仏教の創始者、日蓮は完成者、三代会長は実現者

日本に生まれた宗教である日蓮仏法を、世界中どこでも通用する形に普遍化していったのが池田会長だと思います。

言い換えれば、池田会長が仏法的観点から光を当てることによって、「人権」や「自由」といった価値は普遍性を獲得したのです。

仏教は「関係主義」(存在を関係性のなかの結節点としてとらえる思想)的な思想ですが、その関係主義が行き過ぎてしまうと、ヨーロッパ的なニヒリズム(虚無主義)に回収されてしまう危険性があります。

公明党が政権を離脱するということは、リアルポリテイーク(現実の政治)においては自民党に白紙委任状を与えるのと同じなのですから……。

「平和を叫べば平和がやってくる」と考えるような、理想論的平和主義とは似て非なるものなのです。

九条の枠内でできるぎりぎりの平和安全法制を整備した以上、九条改憲は必要ない。今後、「創憲」という形で憲法の条文を帰ることはあり得るとしても、九条を変えてフルに戦争ができる国家になろうという方向への動きは止まったわけです。

「闘いは百年先、二百年先を見据えて薦めていくんだ」

現実の「仏法西還」の道筋を考えてみると、最大の空白になっているのが中国ですね。

今後の最大の課題は中国への広宣流布でしょう。

中国の大学に池田思想研究所が次々と……

基礎固めは、もうできている……

「存在論的平和主義」

はい。仮に将来、中国大陸に確固たるSGI組織ができたとするならば、それこそが日中間の細大の安全保障になると私は思います。

各国の政治体制を覆しかねないような危険性を、SGIは持っていないということですね。

(9)創価学会の未来を展望する
今は創価学会の大きな転換期

転換期だからこそ、その変化についていけない人たちからの不協和音も……

会則の教義条項改正は、学会にとって大きな節目であり、世界宗教に飛躍するために不可欠な改正……しかし、……一部に異を唱える会員が現れるのも必然的……

学会員で教義条項改正に反発している人と、平和安全法制に反対している人ーー両者のなかには、「池田先生が賛成されるはずがない。今の学会執行部は暴走して、池田先生のお心に反したことをおこなっているに違いない」

「池田先生のお心に反しているから反対」
「なぜあなたは先生のお心がわかるのか」

学会が集団指導体制に移行する過渡期ならではの葛藤

◎あとがき
その歴史的事件とは、創価学会の世界宗教化である。その過程がキリスト教に似ているのだ。

第一は、宗門との決別だ。キリスト教はユダヤ教と訣別することによって、世界宗教になった。

第二は、世界広宣流布だ。……創価学会は、SGIによって、仏法を世界的規模で広宣流布している。

第三は、与党化だ。キリスト教は、313年のミラノ勅令でローマ帝国による公認宗教となった。これによってキリスト教は与党化した。世界宗教は、いずれも与党で
既存の社会システムの存在を認めたうえで、変革を行っている。

苦しんでいるときは、この闇が永遠に続くような気がするかもしれない。しかし、夜は必ず朝になる。冬は必ず春になる。永遠に続く夜も、永遠に続く冬も絶対にない。誰よりも苦しんだ人は、誰よりも人の心がわかる人になる。その人こそが、偉大な使命を果たせるのだ。


変化についていけない人間にならないように祈って行きます!
確定申告は千客万来。
祈りも即効!
今日奥さんは熊本民音「布施明」。
私は、確定申告の残業の後、焼き鳥屋で焼酎飲んでいます(^-^;


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「日本は提婆達多の産み落とせる国」との御聖訓の通り、怨嫉と邪智の渦巻く日本の知識人の生命は、まさに仏陀に反逆した提婆達多のそれであります。松岡先生の大ファンです。私も一壮年部員として折伏に邁進して参ります。
by Kashizaki  | 2018年09月18日 (火) 17:40