日系企業が中国で勝つには
攻めと守り両面のPRが重要
ベクトルチャイナ
総経理 板屋 美幸
板屋氏は国際線の客室乗務員出身だ。誰もが憧れるその地位を捨て、1997年に上海にやってきた。
だが、いくつもの仕事を受けながら限界を感じてもいた。日本からの仕事はロケ前から中国についてのイメージが決まっていて、どの撮影でも決まった答えに辿り着くようなシナリオがあらかじめ存在していた。だが、その答えと実際の中国との間にはギャップがある。このジレンマをどうすれば良いのか考え、到達した結論は「自分から発信する」というものだった。