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創価学会の平和主義/佐藤優

2015年04月27日 (月) 21:03
創価学会の平和主義/

◎第1章 集団的自衛権容認の真相
私の経験上、公明党とか創価学会という言葉を聞いた瞬間に思考停止してしまう人が多い。

◎第2章 歴史的に見た創価学会
軍部政府は、いかにも愚劣で、狂信的で、わが同胞に対してすら暴力的で、不条理であった。そうした狂信をもたらしたものの根源が、軍部政府の精神的支柱であった「国家神道」にほかならないことを、彼は骨身にしみて熟知していたからである。

◎第3章 「池田大作」の思想と行動
「転倒の宗教」の祭主は権力を振るう者たちである。その「権力には魔性がある」と池田氏は言う。

◎第4章 “うさんくささ”と政教分離
おそらく矢野氏は、……創価学会という宗教団体が持つ価値観から乖離してしまったのだ。

逆に共産党は、意外に思う人が多いかもしれないが、ナショナリズムに依拠している。

社民党は反米感情を煽る。加えて、近未来に警戒しておくべきは、排外主義を掲げた政党が誕生する可能性だ。

◎第5章 SGIと世界宗教
「サウロの回心」……キリスト教を信じる人びとを迫害していたパウロがキリスト教徒に転向し、伝道者となった意義はどこにあるのだろうか。
結論を言えば、ユダヤ教と訣別し、キリスト教を世界宗教へと変貌させる先鞭をつけたという点にある。

◎第6章 今を生きる宗教
イエスによるユダヤ教との訣別。パウロによるキリスト教の世界化と教勢の拡大。世俗権力への接近による与党化。国家を運営する側に立つことによる神学的な構成の変更。
創価学会にもこれと似た動きが見られる。

◎あとがき
敵を作ることよりも、真実を書かないことによって戦争への道を加速することの方を私は恐れる。


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