『地域広布の英雄へ』
随筆 民衆凱歌の大行進 山本伸一
あの町に
また この街に
たゆまざる
宝友(とも)の陰徳
菊花と薫らむ
先日(十月十二日)、久しぶりで聖教新聞社に足を運び、懐かしき「言論会館」で勤行を行った。
◎「躍進の年」へ
先日も、この本陣・新宿で入会したタイの青年の体験を伺った。日本に来て創価学会の話を聞いたところ、実は祖母がタイ創価学会のメンバーで、幼い頃から題目に親しみを覚えていた。
◎「地区制」30周年
ブラジルの文豪アマード氏
「勇気と愛情、英雄たちの心はこの二つからできている」
勇気ーーそれは、正義を貫き、師子の如く真実を叫び抜く魂である。
愛情ーーそれは同苦の心で、仏の如く民衆を守り抜く慈悲である。
わが創価の地区が盤石ならば地域も栄え、未来も輝く。その勢いは必ず一閻浮堤へ波動する。
◎人と人を結べ!
いわゆる豪腕でもない。一人で全ての決断を下し、采配をふるうタイプでもない。多種多様な人びとが互いに理解し合うために、その“橋渡し”を務められる「通訳型リーダー」ともいうべき存在なのだ。
◎座談会の先駆性
思うに、今ほど地球社会に対話の場が求められている時代はない。我らが、愛する街で朗らかに行っている「座談会」は、実に先駆的で模範の広場なのである。
◎“希望の列車”で
第二次世界大戦の中、ナチスの非道な迫害を受けた、哲学者ハンナ・アーレント
「人間が活動する能力をもつという事実は、本来は予想できないことも、人間には期待できるということ、つまり、人間は、ほとんど不可能な事柄をなしうるということを意味する」
◎今いる所で勝利
日蓮大聖人は、命にも及ぶ佐渡流罪の只中に、悠然と門下に仰せになられた。
「我等が如く悦び身に余りたる者よも・あらじ、されば我等が居住して一乗を修行せんの処は何れの処にても候へ常寂光の都為るべし」
十方の諸天善神を強く揺り動かし、あらゆる障魔に打ち勝ちながら、わが愛する地域を発展させ、断固として「常寂光の都」へと輝かせゆこうではないか!
いにしえの
縁(えにし)の友と
わが天地
仲良く楽しく
幸の宝土に
【聖教2014.10.28】
ジョルジェ・アマード(Jorge Amado,?1912年8月10日?-?2001年8月6日)とは、ブラジルの小説家である。20世紀ブラジル文学を代表する作家である。作品の多くが英語、フランス語をはじめとする48以上の言語に翻訳されている。
ハンナ・アーレント(Hannah Arendt,?1906年10月14日?-?1975年12月4日)は、ドイツ出身のアメリカ合衆国の哲学者、思想家。主に政治哲学の分野で活躍した。