岩永先生より
先ず、内部環境(組織)を整える事から手掛けている。
?「何のための事業なのか」という目的、存在理由を問い、
?あるべき姿(夢やヴィジョン)を描き、
?その具現化のための目標設定をする・・・。
つまり、自らの組織を整え、みんなが一丸となって働く環境をつくっているのである。そして、増収経費削減で必ず利益を出すことを徹底して実行している。
次に、外部環境を味方にするための施策。
?きれいにする(掃除)、
?明るく、笑顔を絶やさない、
?喜んでもらうイベント(花、光、花火、歌劇団、仮面舞踏会など様々なテーマがある)・・・。アイデアが尽きないのだ。
それから、変化。目標と時間軸が明確で、とに角、いろいろな仕掛けのテンポがはやい(現在と未来のバランスがいい)。若い頃から世界を股にかけた経験が様々な発想に活かされているのであろう。
そして最後に、氏の事業に対する意気込みというか、覚悟のレベルが違う。イベントでも何でも、やる以上はナンバーワンかオンリーワンを目指すという姿勢が凄い。自分との戦いをしっかりとしている感じだ。
謹啓
今晩は!今日は!
本当にお久しぶりでございます。
ご無沙汰しております。
大牟田の猿渡です。
いつも考える言葉を送って頂き本当にありがとうございます。
毎号本当に生き生きとした文章にため息をつき、先生の益々の活力に刺激を受けながら、いつも無反応を装いつつ、静かに除き込むように、そして真剣に読ませて戴いております。
「ナンバーワンかオンリーワン」に意気を感じて反応させて頂きました。
私の事務所、自己満足ですが、小さい器、小さい事務所ながら、今やっと5つの「地域オンリーワン」ができたように思います。
1.職員5人全員が10年以上選手
2.持ち家率80%
3.個人確定申告1人40件以上
4.上海に事務所
5.所長がいなくても回っていく事務所
(いない方がよく回っていく)
ーーこれが一番です♪
毎月の決算申告書も全部自動的に私の前に出来上がり、給料計算も申告書提出も資金繰りも税務調査も全部職員任せ、脱税意識の全くない関与先ばかり、今ちょうど300件の関与先となりました。
関与先の繋がりから、中国の税理士(30歳)と昨年、日系企業の記帳代行を請け負う合弁会社を設立し、毎月一回3泊4日で上海に行っておりますが、こちらは日々本当に試練続きの悪戦苦闘中です。魔の大都会で田舎者に何が出来る!という感じです。まさに「何のために」と格闘中です。
200人の社員がいる関与先の社長夫人より、冗談ですが、
「人材育成は猿渡事務所が模範!」
「.……え?」
「所長がどうろこうろ(筑後弁)でも職員がしっかりしている…うちもそうなりたい」
とのことでした(^-^ゞ
上海での挑戦はまさに「五十の手習い」、気も若くなります。
多少の関与先の減少・波乱・試練にも、みんなで「負けない経営」になりました。
でも、日々様々悩みながらやっているのが現実です。
奥さん曰く「好き勝手にやっている自業自得」で糖尿病の数値が異常に上昇し、最近、炭水化物100%抜きの食事を始めたばかりです。
28歳の息子が来月大阪で結婚、22歳の娘は自宅で、コンビニバイトしながら創価大学の通信教育を受けています。
「お父さんは目でセクハラしている」
今57歳、65歳までに大牟田であと100件、上海で今から100件、全部で500件を目標にしています。
再会できますことを心より楽しみにしております。
先生の益々のご健康、ご活躍、ご健勝をお祈り申し上げます。
久保様は相変わらず美しいでしょう!!
敬具
猿渡潔
Samsung Mobileから送信
内部環境
(1)「何のための事業なのか」
(2)あるべき姿(夢やヴィジョン)
(3)目標設定をする
外部環境
(4)きれいにする(掃除)
(5)明るく、笑顔を絶やさない
(6)喜んでもらうイベント
「変化ーー目標と時間軸が明確」
「意気込み・覚悟」
「ナンバーワンかオンリーワン」
”考える言葉”シリーズ(14‐40)
ハウステンボス
先週末(10月24〜25日)、日本M&A協会の第3回理事総会が“ハウステンボス”で開催された。絶好ともいえる天候に恵まれ、あらゆるイベントを最高の気分で満喫できた2日間だったと思う。
同協会は、友好的M&Aの普及を通じて中小企業の存続・発展を支えるため、日本M&Aセンターと全国の税理士・会計士事務所が協働する場として、2012年10月1日に発足した組織である。現在、571事務所が理事会員として登録されており、大変な勢いである。
さて、会場となった“ハウステンボス”・・・。記憶では、15年ほど前に一度きているのであるが、オランダの街並みを再現した、静かなテーマパークという印象しかない。それからすると、大変な様変わりだ!広大な敷地の至るところに人混みがあり、音楽が流れ、とに角、街全体が活動的なのだ。そして、笑顔が溢れている・・・。
ご存知のように、1992年に2200億円を投じて開業して以来、18年間ずっと赤字だったのを、4年前にHISの澤田秀雄氏が経営を引き受けて以来、たった一年で黒字化に成功、驚くべき経営手腕であり、マジックをみているようだ。
理事総会の2日目、澤田氏本人の講演を聴けたので、その秘訣の一端を披露したい。
先ず、内部環境(組織)を整える事から手掛けている。?「何のための事業なのか」という目的、存在理由を問い、?あるべき姿(夢やヴィジョン)を描き、?その具現化のための目標設定をする・・・。つまり、自らの組織を整え、みんなが一丸となって働く環境をつくっているのである。そして、増収経費削減で必ず利益を出すことを徹底して実行している。
次に、外部環境を味方にするための施策。?きれいにする(掃除)、?明るく、笑顔を絶やさない、?喜んでもらうイベント(花、光、花火、歌劇団、仮面舞踏会など様々なテーマがある)・・・。アイデアが尽きないのだ。
それから、変化。目標と時間軸が明確で、とに角、いろいろな仕掛けのテンポがはやい(現在と未来のバランスがいい)。若い頃から世界を股にかけた経験が様々な発想に活かされているのであろう。
そして最後に、氏の事業に対する意気込みというか、覚悟のレベルが違う。イベントでも何でも、やる以上はナンバーワンかオンリーワンを目指すという姿勢が凄い。自分との戦いをしっかりとしている感じだ。
経営の本質をしっかりと捉える、大切なヒントを得たような気がした。
(H26.10.27)