魯 智深(ろ ちしん、L Zh sh n)は、中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。
天孤星の生まれ変わりで、序列は梁山泊第十三位の好漢。渾名は花和尚(かおしょう)で、「花」は刺青を指し、全身に刺青があったことが名前の由来である。年齢は不詳だが、林冲と義兄弟の契りを結んだ際に兄となっため林冲より年上とみられる。柳の木を根っこごと引き抜き、素手で山門の仁王像をバラバラに粉砕してしまうほどの怪力の持ち主。当初は文盲であったが、後に字が読めるようなっている。少々思慮は浅いが義侠心に厚く、困っている者を見ると助けずにはいられない性格。また、同じ猪突猛進タイプの好漢武松や李逵が無関係な人間や弱者にも容赦のない所があるのに対し、魯智深は弱い立場の人間に拳を向けることはなかった。