中国は今、春節前の年末で、忘年会シーズン。来週初めは仕事納め。
1月31日が旧正月。1月30日〜2月6日まで春節の長期休暇。
そもそも春節とは何なのでしょう? 春節というのは日本でいう旧暦の正月、日本では旧正月と言われています。実は、かつては日本も“年越し”といえば、旧正月のことだったのですが、明治維新後、政府が太陰暦を太陽暦に変えてから、元旦に正月を迎えるようになったのです。
しかし、アジア諸国では今でも年越しといえば春節を指し示す国が少なくありません。中国、台湾、韓国、北朝鮮、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、モンゴルでは、国の休日として春節を祝っているのです。
前章で述べたとおり、春節は太陰暦に基づく祝日なので、太陽暦での日付は毎年違ってきます。下記は2050年までの中国の春節の日付です。中国の春節の休みは1週間。詳細日程は毎年発表されます。
ちなみに2013年12月11日に発表された2014年の休日は、旧暦の1月1日から一週間、つまり1月31日〜2月6日、1月26日(日曜日)と2月8日(土曜日)が出勤というスケジュールで決定しました。
当初の春節の大晦日「除夕(「大年三十」ともいう)」である1月30日から変更されたのですが、発表直後から「なぜ大晦日が休みじゃないんだ!」という避難の声が……。そうは言っても、実際は大晦日はほとんどの人が有給をとるはずで、会社は開店休業状態になることが予想されます(笑)。