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ゆけむりの妻に捧げる詩心よ

2013年10月11日 (金) 22:33
ゆけむりの妻に捧げる

明ばんの湯のきよらなり
帝王の翡翠の床と
くらべて思う
与謝野晶子

大きなる霧島山の抱く空に
のこりて白しありあけの月
与謝野鉄幹

有明の月は冴えつつ
霧島のやまの渓間に
霧たちわたる
若山牧水

よもすがら山を染めむと
降りそそぐ硫黄の谷の
しぐれの雨は
斉藤茂吉

紀元節の歌
雲にそびゆる
高千穂の
高根おろしに
草も木も
なびきふしけん
大御世を
仰ぐ今日こそ
楽しけれ

ゆけむりの
離れて浮かぶ
妻の笑み
自称手鎌の桂冠詩人(^_^ゞ


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