9月1日、九州国立博物館の「中国 王朝の至宝」を、夫婦で鑑賞してきました。
三国志を今読んでいることもあり、大中国4000年の歴史の深さ、壮大さ、多様性を堪能することができました。
妻は、金の盃で武将たちが独特の作法で酒を飲んでいたことに、特に興味を示したようです。
私は漢字の発祥が占いにあったことと、その書体の変化の歴史に特に興味を持ちました。
鑑賞者が思ったより多かったのが、私にとっては何よりに思えました。
また、今現在、少しでも中国に関わることが出来ることが、どれだけ幸せなことかと思いました。
第1章 王朝の曙『蜀』と『夏・殷』
第2章 群雄の輝き『楚』と『斉・魯』
第3章 初めての統一王朝『秦』と『漢』
第4章 南北の拮抗『北朝』と『南朝』
第5章 世界帝国の出現『唐』─長安と洛陽
第6章 近世の胎動『遼』と『宋』
秦の始皇帝のずっと前の「殷」の国は、今読んでいる三国志にも、日蓮大聖人の御書にも、良く出てきます。
「殷の紂王は七十万騎なれども同体異心なればいくさにまけぬ、周の武王は八百人なれども異体同心なればかちぬ」
(異体同心事P.1463)
殷の代の濁りて民のわづらいしを大公望出世して殷の紂が頚を切りて民のなげきをやめ
(減劫御書P.1466)
文王殷の紂王に打たれしかば武王・百箇日が内に・いくさを・をこしき
(兄弟抄P.1084)